あの日、殺処分から救ったはずのイノチ・・・

助けるってなんだろう・・・


その基準は、人それぞれかもしれないけれど・・・・
私は、自分が救ったはずの命を、後悔したくない・・・・処分器から出すことが出来たら、それでいいとは、とても思えない。

そう思うようになったのは、今まで何度も後悔をしてきたから。そう、ダメなワタシ・・・


数年前、別のボラ仲間が処分前に保健所から救って、避妊手術をした黒猫。腕に障害があるだけでなく、まったく人馴れしておらず、攻撃性も強く、リリースするわけにも行かないので安楽死・・・という判断に、『何も殺さなくても!!』と、ワタシが引き取った。
本当にその子は、まったく人馴れしていないどころか、人が怖くて怖くてしかたがない怖さから向かってくる若い雌猫だった。

出来る限りの腕の手術と、避妊、ワクチンもしてもらって我が家にやってきた黒猫月ちゃん。
しかし、ケージの中では、布やベッドに爪が引っかかりパニックになり、それをなんとかしてやろうと手を入れた私の手は血だらけになり。皮のグローブで世話をすると、それをみてまたパニックになり・・・・2年間、声をかけ、声をかけ、おやつやまたたび、レメディーなども試しながら、心を開かせることも出来ず。ケージからフリーにしたときも、怯えて行動するものだから、変な向きについている手の爪がどこかに引っかかり、流血し、パニックに。カーテンからぶら下がり、肩を脱臼するかもしれない事態だった。


そのときわたしは、悩んで悩んで、色々な人に相談して、レメディーやホメオパシーも使われている病院に相談して、その病院にかかりつけの仲間の力も借りて、月ちゃんの前足の爪を、抜く手術をすることにした。爪はただとっても生えてくるようで、それは付け根の骨を取るような手術。それをすることに、とても迷いも後ろめたさもあったけど、まだ若く、病気も無い月ちゃんが、安全にうちで生きていくことが出来るための苦渋の選択だった。
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そして、前足の爪をすべて手術でとって、長い入院から帰ってきた月ちゃん・・・・そう。その病院では、手術後退院させても、臆病な月ちゃんの手を、ワタシが消毒できないことがわかっていたので、毎日毎日レメディーを使って、月ちゃんの心のケアもしながら、傷の完治まで預かってくださったのです・・・もう、それは2年ほど昔の話なのですが・・・・

その後、我が家で我が家のシニア猫たちの部屋にフリーになった月ちゃんは、自由に好きなところで寝て、好きなところで毛づくろいをし、お気に入りの缶詰のときは、なんと私にも背中を撫でさせてくれるようになり、やっとワタシは、この子をあの時、死なせなくて良かった・・・心からそう思えるようになった。
今も決して懐いているとはいえないが、ご飯の時間に声をかけると、月ちゃんはそれに反応する・・・

ふん・・・・そんなカリカリじゃ、あんたが部屋から出て行くまで、食べないよ・・・・
あっ、それよそれそれ!!その『前浜の魚』の缶詰が好きだって言ったのを覚えてたのね!?なら、しかたがないわ。ワタシが食べる間だけ、撫でさせてあげる・・・

募集の保護猫ではなく、私が自己責任で、自分の家の子にして救う・・・と思った子の話なので、今まで特に書いたことは無いけど、こんな経験があるものだから、保護したのにケアや譲渡ができない子を抱えることは、極力しない・・・・そう私は決めている・・・
引き出す子、保護する子は、いつかそのバトンを、誰かに渡せることが前提・・・・






だから私は、センターレスキューをしているけれど、命の選択をしています。自分が責任を持って、ケアしてバトンを渡せる子だけを引き出す・・・とても人馴れした子、もしくは、私の力で時間をかければ人馴れさせることが出来るだろうと思える子。そしてノンキャリア。それが引き出しの条件。
自宅保護のキャパは、20未満。成猫ばかりなら、15以下。その数が、すべて人馴れしている、しすぎている子であれば、反対に猫たちのストレスが高まるので、人馴ればっちりの子と、人馴れ修行が必要な譲渡予備軍半々、それが私がいつも考えている、保護猫の内訳・・・・きっと、うちの猫たちの様子をご存知の方たちには、その意味がわかってもらえると思う。そして、その中から、順当にいけば、人馴ればっちりの子から譲渡して行き、残った子のバランスに合う保護っ子を引き出していく。

そして確実に、それぞれの子に合った、パズルのピースをはめ込むような家族を見つけていく・・・そう思っている。






そう思っていたのに・・・・それでも、判断力が鈍るとき・・・それが、一匹一匹の判断がし辛い、多頭崩壊や、多頭持ち込み・・・・
この中から選ぶなんて出来ない・・・・みんな一緒に居たのに・・・みんな助けたい・・・・そう思ってしまうのだ。。。

一年半前の年末年始に、北九州センターに持ち込まれた40匹・・・通称かおぱん一族の子達。
私たちの仲間が、その場に行き当たったときは、すでに最初の10匹は殺処分されたあとで、続々持ち込まれる残り30を、なんとか年明けの何日まで待ってほしい・・・・そうセンターに交渉して、レスキューをした私たち・・・・自分たちももちろん、限界まで抱えたし、フェイスブックで呼びかけて、保護できる人を探した・・・・どんな性格の猫かもわからないのに・・・・センターでは血液検査だけはしてもらえたため、キャリアでないことだけはわかっていたけど。

数名の保護主で手分けして譲渡した子達・・・・みんな個性的な子たちで、素晴らしい家族に迎えていただき幸せになっている。個性的で譲渡にはいろいろな条件が必要な子も多く、なので、余計に真剣で熱い飼い主様と巡り合えた・・・・そのこたちの近況も、フェイスブックでいつも聞けて嬉しいのだが、実はまだ、我が家にも決まっていない、カオパン一族のウニもいて。

ウニは、わたしの条件が厳しくまだ出てないだけで、いつかはきっと繋ぐつもりなのでいいのだが、ウニのそっくり、きっと胴胎姉妹のリコリスは、譲渡が不可能に思える・・・・そう・・・・救ったことを後悔したくないので、日々必死なんだけど、どうにもならない永久保護猫候補で・・・何しろ、ま~~~~ったく、触れない!人に慣れていない。
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ねっ・・・見た目長毛で、ウニそっくりの可愛い子です。
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だけど・・・・だけど、長毛だからこそ、困るのです・・・毛玉が出来て・・・とってあげたくても、触ることもできない!!
爪は、猛烈に鋭く、手を入れると血まみれに・・・そして、皮手をすると、以前の月ちゃん同様、パニックになり大暴れ・・・・

もちろん月ちゃんの経験で、レメディーホメオパシー、色々つかっても見ましたが、効果はわからず。

ケージじゃなく、みんなと仲良くできるのなら、フリーでうちで自由に生きるかい?
そう思ってフリーにすると、大人しいシニア猫たちが怖くてしかたがないのか、トイレにも行けずに棚の上でしちゃったり、おどおどしながらの移動中の出会いがしらで流血の喧嘩をするし。やはり3段ケージに戻すしかありませんでした。
こうして、ケージの中で一生ご飯をもらうだけの生活をするこを、保護したことがいったいよかったのか・・・・





かおぱん一族のリコリスと同じく、保護したことは私のエゴだったかもしれない・・・と、毎日顔を見るたびにごめんね、と思うネロ・・・・
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この子も、一年前の8月、福岡市センターに持ち込まれていた10匹・・・・一匹も引き受け先が見つからないまま殺処分の期限がついた・・・・

そのときの私にはまだ、選択して引き出すこと断念する子・・・つまり、処分に廻す子を自分の責任で選別する勇気がなかった。
そして、その中で一番譲渡が叶わないだろうと思われた、全盲のネロをつれて帰ることにした。
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その後、声をかけたり撫でたり・・・最初は体調も悪く弱っていたのと、あまりの恐怖からか放心状態のような感じで少しだけ触れていたのだけど・・・日がたつにつれて、ネロは猛烈に暴れるようになり・・・・
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ケージの中では、見えない目の代わりの五感を研ぎ澄まして、私の一挙手一投足を察知し、威嚇し、飛びのき、怯えながら食事や排泄をし、狭い空間で生きている。
ネロも、リコリス同様、トイレのミスなんて、掃除すればいいからと、部屋にフリーにしてみたこともある。だけど、全盲で人馴れもしていない、おまけに他の猫も好きではないネロにとって、広い空間は更に恐怖でしかなく、もう見かねてケージに戻した。


リコリスやネロの、幸せとは程遠い様子を見て、その後私は、何度かの命の選択をした・・・・この子は連れて帰りますが、この子とこの子は断念します・・・写真だけの、もしくは検査結果での断念はもっとあるけれど、実際に様子を見て『救わない』と決めることは、殺処分のボタンを押すのと同じ・・・・とても苦しい選択。だけど、生かすだけが良い事とは思えない・・・今の苦しい経験が、わたしにその言葉を言える様にしたことは確かで。






リコリスも、ネロも、まだ若い・・・・月ちゃんのように、何か、この子達が幸せを感じられる方法ってあるのだろうか・・・・

だけど、それを見つけていかなきゃ・・・・・そう、心から思ってる・・・・

皆様からの、アドバイスも歓迎です・・・



ずっともやもやしたままの、救ったはずで救えていないリコリスとネロのこと・・・・かいてももちろん、すっきりするはずもないけれど。
リコリスとネロと、同じ一族を私と同じように保護したままの人たちにも、きっと同じ悩みをもたれているだろうと思って、今日は書いてみた・・・・

この2人との毎日は,レスキューを続けている私にとっては,上に書いたようにブレーキになったけれど、そんな役割はこの2人にはまったく関係なく,それぞれは日々,生きてる・・・・

一年後の今日・・・リコリスとネロが,今より幸せで居られるように・・・月ちゃんで悩んだ日々と同じような,何かが見つかるように。
そうしなきゃね・・・・そうでなきゃだめだね、とりあえず、リコリス!!新しい羽で、遊ぼうか!!















他にも多くの猫たちが,新しい家族との出逢いを待っています。
NEKOKODO【猫子堂】です。どうぞよろしくお願いします。

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